クリームチーズ・モッツァレラなどが代表的なフレッシュタイプ

フレッシュタイプのチーズはハードタイプやセミハードタイプのチーズとは違い、全く熟成させない、または殆ど熟成させないタイプになります。
チーズは熟成させると水分が徐々に抜けて濃厚な味わいや旨味が楽しめますが、フレッシュタイプは熟成させないため水分が多く軽い酸味と爽やかな味わいが特徴となっています。
ハードタイプのようにカチカチではなく、粒状や球状、ペースト状になっているのもその大きな特徴の一つです。

「濃厚な風味のチーズが苦手」と言う方にはフレッシュチーズの方がおすすめです。
癖がなく食べやすいため万人向けのチーズとも言えますが濃厚で大人の味わいを求めている方にとっては物足りないかもしれません。

フレッシュチーズはそのまま食べるのも悪くありませんが、トマトやオリーブオイルと合わせて食べる、また塩分が加えられていないフレッシュチーズは蜂蜜やジャムなどの甘みを加えてデザート気分で食べても非常に美味しいです。
ただこのタイプは水分が多いため長期間保管には向きません。作り立てが一番美味しいため、出来るだけ早めに楽しむのがおすすめです。

調理したり、クラッカーに乗せたりするとよりワインに合う

フレッシュチーズは癖がなく食べやすいため、そのままワインと一緒に食べるのも悪くありませんが、ひと手間加えて楽しむとワインもグッと美味しくなります。
例えばトマトとバジル、そしてトマトとモッツァレラチーズで頂くカプレーゼは手軽に食べられるため人気がありますし、クラッカーに乗せて食べるのも美味しいですね。

また人によっては甘みの少ないフレッシュチーズに醤油や鰹節、ちりめんじゃこ、ゆず胡椒をかけて頂くと言う方もいますし、パスタ生地を敷いた器にフレッシュチーズやほうれん草、トマト、ショートパスタなどを入れてオーブンで調理するのも良いですね。
前述したようにジャムや蜂蜜との相性も良いので、おつまみやデザート感覚で楽しめるのも魅力です。

フレッシュチーズはワインとの相性も良く、特に軽めの飲み口や甘口のロゼワインや白ワイン、スパークリングワインなど、ライトな感覚で飲めるワインとの相性は抜群。
フレッシュチーズにジャムや蜂蜜を乗せたデザート感覚のおつまみには、特に甘口ワインが良く合います。

おすすめのフレッシュタイプのチーズ

おすすめのフレッシュタイプのチーズをいくつか挙げてみました。

●モッツァレッラ ディ ブッファラ
●ブリア・サヴァラン
●カッテージチーズ
●クリームチーズ
●マスカルポーネ
●リコッタ

中でも特に有名なのはモッツァレッラ やマスカルポーネ、リコッタ、クリームチーズ、カッテージチーズでしょう。
最近、リコッタを使ったパンケーキを食べたのですが、とても美味しく爽やかな味わいでした。パンケーキとワインもかなり合うかもしれません。

日本人にお馴染みのフレッシュチーズはモッツァレラチーズでしょう。
加熱すると良く伸びる特徴があり、ピザやグラタンなどにも良く利用されています。白くて丸いお餅のような見た目も特徴的です。
モッツァレラはカプレーゼやピッツァ・マルゲリータには欠かせないチーズで癖がありません。
オードブルなら辛口ワイン、デザートなら甘口ワインとワインを使い分けるとワインも料理も美味しく召し上がれます。