その名の通り表面を白いカビで覆われたチーズ

チーズには白カビタイプや青カビタイプなど、チーズの表面にどのようなタイプのカビが生えているかで分類する方法があります。
白カビタイプのチーズは、その名の通りチーズ表皮が白カビによっておおわれているタイプで、外皮から内側へと成熟が進んでいきます。

若い白カビチーズは真っ白ですが、成熟が進んでいくと白カビの中に赤茶色の模様が見え始めます。
ところが成熟が進み過ぎると今度はアンモニアのような異臭が漂い始めるため、食べ頃を逃さないようにしましょう。チーズの表面を押して弾力がある物が食べ時です。
一般的に白カビチーズは癖がなく、ウォッシュタイプのように強烈な匂いもなく食べやすいのが特徴となっています。

そのままカットして食べるのも良いのですが、チーズと共にドライフルーツやカットフルーツ、蜂蜜、ジャムなどを添えてデザートとしても美味しく召し上がれます。
白カビチーズには「非加熱(生タイプ)」と「加熱殺菌タイプ(ロングライフ)」の2種類があり、賞味期限に違いがあります。
生タイプの方はどんどん成熟が進んでいきますので、食べ頃を見極めて楽しんでください。
加熱された白カビチーズは半年程品質を保持出来ます。

コクのある味わいの白ワインと相性抜群

白カビタイプのチーズの中でも脂肪分が60%と高い物は食べるとコクがあり、強烈な匂いもしないため初心者向きのチーズと言えます。
コクのあるチーズには同じくコクのある白ワインが合いますし、赤ワインも悪くありません。
高脂肪タイプの白カビチーズにはやや渋みのあるミディアムボディーの赤ワインも合います。白ワイン以外のワインにも是非挑戦してみましょう。

ワインとチーズとの相性では「色を合わせる」と言う発想もあります。マリアージュの法則ですね。
白ワインに白カビタイプのチーズを合わせるのも良いですし、フランス産の白カビワインと同じくフランス産の白ワインを合わせるのもおすすめです。
お気に入りのワインに合う白カビチーズを是非探してみてください。

おすすめの白カビタイプのチーズ

白カビタイプのチーズでおすすめのものは、

●カマンベールチーズ
●シャウルス
●ブリ・ド・モー
●バラカ

など。特に日本人に馴染みがあり、人気のある白カビタイプのチーズと言えばカマンベールチーズでしょう。
国内の有名なメーカーでも製造しており、スーパーやコンビニでも手軽に手に入ります。
価格もそれほど高くないため、そのまま食べても美味しいですし、パンやクラッカーと合わせても美味しいですね。
もともと白カビチーズは癖が少なく食べやすいのが特徴ですが、国内産チーズは日本人の嗜好に合わせているため特に食べやすくなっています。

シャウルスもワインと合わせるにはおすすめのチーズです。シャウルスは、発泡性ワインのシャンパンでお馴染みのシャンパーニュ地方で作られている白カビタイプのチーズ。
フランス産のチーズにはその地方のワインを合わせると相性が合うと言われているため、シャンパンと一緒に楽しんでみるのもおすすめですし、白カビタイプのチーズと合うライトボディーからミディアムボディーの赤ワインも合います。