マリアージュとは?

フランス語でマリアージュは(結婚)と言う意味になります。ワインと食事(おつまみ)との相性を「結婚」に例えているのです。
例えばこんな話を聞いた事はありませんか?
「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインが合う」
昔から言われている事なので、多くの方がご存知かもしれませんね。

これはワインと相性の良い料理の組み合わせ例です。
もちろん肉料理に合う白ワインや、魚料理に合う赤ワインもありますのでこれが全てではありませんが、ワインと料理との相性にはたくさんの方が興味をもち古くから様々な取り合わせが考えられていたようです。

今でもネットを検索するとワインに合う創作料理やレシピなどが多数出てきます。それは今も多くの方が、ワインと合う料理やおつまみを探し求めている証拠ですね。
こちらのサイトのように、プロのソムリエも多くの情報を発信されています。
ではワインとの相性が良い食材やその傾向はあるのでしょうか?

法則①ワインとおつまみの色を合わせる

ワインには赤・白・ロゼワインがあり、それぞれ色が違います。
ワインの原料は葡萄ですが、葡萄のどの部位をどのように醸造するかで色合いや風味、味わいなども大きく変わってきます。そのため一番分かりやすいのはワインの色によって食材を合わせる方法です。

例えば赤ワインには同じ赤身の牛肉やミートソースを使ったパスタ、赤身のサーモンなどを合わせるなど。同じ肉類でも鶏肉は身が白いので、白ワインと合わせる方法もあります。
「お肉料理には赤ワインが合う」と一般的には言われていますが、必ずしも赤ワインが良いわけではなく身の色をチェックして白ワインを合わせても良いわけです。

おつまみの場合は生ハムにロゼワインを合わせる、チーズに白ワインを組み合わせる、ミートソースのかかったショートパスタに赤ワインを食べ合わせてみるなど、おつまみの色に合わせたワインを選ぶのが無難です。まずはワインの色に注目してみましょう。

法則②ワインとおつまみの産地を合わせる

ワインとのマリアージュには産地を合わせる方法があります。今はお手軽な国産ワインもたくさん販売されていますので、国産ワインで試してみるのも良いですね。
もしお手元にあるワインがフランス産であったならフランス料理を合わせる、イタリアワインならイタリア料理を合わせるという方法があります。その土地で作られたワインと料理は不思議と引き立て合います。

国産ワインなら和食と合わせてみてはいかがでしょうか?魚やお肉の白身を使った料理には白ワインが料理の味わいを引き立ててくれます。
和食の場合は日本酒や焼酎を飲むと言う選択もありますが、ワインに挑戦してみるのも面白いですね。

おつまみの場合、フランス産のチーズとワインを合わせる、イタリア産のショートパスタとイタリアワインを合わせるなどすると不思議と風味が合います。
特にチーズはワインと同じ発酵食品なので、産地を合わせると味わいや風味が合いお互いの素材の良さを引き立てあいます。

法則③ワインとおつまみの風味を合わせる

ワインとおつまみの風味を合わせるのもマリアージュを成功させるコツです。
例えば甘いドライフルーツをおつまみにしてワインを飲みたいなら、甘口のワインを合わせるのはどうでしょうか?ワインに果物を漬け込んだサングリアとドライフルーツなら風味は合います。
また香草(ハーブ)を使ったフレーバードワインとハーブをたくさん使ったおつまみ(ピザなど)なら、ハーブの風味が合いおすすめです。

もちろん甘みや香りなどの風味・味わいを合わせるだけではなく、甘口のワインに塩気の効いた生ハムやチーズなど相反する味わいを組みわせるのも一興です。色々な食べ合わせを試してみて、一番しっくりくるマリアージュを探してみましょう。